これは苦しかったね…

数日前より元気・食欲廃絶したとの訴えで来院された経産チワワさん、パイオメトラでした。こちらの同居犬も同病を患っていて過去に手術をしていました。

今回は3Kg強の体格に400gに子宮が拡大していました、何より恐ろしかったのは白血球数が検査器の上限をOVERしていたことです。白血病かと心配になり塗抹を見ても好中球ばかりなのでやはりパイオメトラの影響でしょう。妊娠子宮のように巨大化した子宮を難儀しながら取り出してお腹を閉じました。麻酔の覚醒も悪くはなかったのですが、一日たってまだ白血球数も下がらず食欲も今一つです。まだ注意観察しているところです。

避妊手術は恐いとのお考えの飼主さんでしたが、結果論として2匹共余計に危険な手術となってしまいました。考えさせられる事例でした。