飼い主のエゴ

一月半ほど前に、大きな発作を起こして植物状態になってしまった我が家の猫は、実はまだ頑張って生きていてくれています。

自ら起き上がることも排尿することもできず、ものを食べたり飲んだりすることもできず、でもまだ生きています。体重1.7Kgで骨格標本に皮だけをつけたような姿になってしまいましたが、呼びかけるとかろうじて反応します。鼻から入れた栄養カテーテルで流動食を与え毎日皮下点滴をしておしっこをしぼり、見開いて乾いてしまった目に点眼します。

「苦しい?苦しくない?」「生きたい?それとも楽になりたいの?」毎日心の中で猫に問いかけながら世話をしています。本人が何か苦しくなければ、このままでもいいいつまでも生きながらえてほしい…と思ってしまいます。

これって飼い主の『エゴ』でしょうか…。

            

          元気なときのRICOとSARA

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シンシア動物病院
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