2021/12/08
複数のペットを飼っている場合、そのペット同士のトラブルもたまに起こることがあります。
今回複数の中型犬を飼ってらっしゃるお家で、ペット同士がけんかをしてかなりの怪我を負ってしまいました。普段は仲の良いペット同士ですが、人間の子どもでもけんかをして程度が過ぎて怪我をすることもあります、ましてはペットです、性格もあるでしょうがちょっとしたきっかけで興奮してまい大げんかになってしまいました。頚背部に5センチ大の大きな裂傷を作り、皮膚の一部が壊死してしまいました。麻酔をかけるまで、その患部に触れた時の痛がり様と言ったらありません。咬傷なので傷は汚染され被毛もたくさん入り込み、麻酔下で何度も洗浄し消毒し皮膚を整形してようやく縫合することができました。
これからはこんな大怪我をしないよう、被害犬を含めて全員犬歯を研磨してまるめることになってしまいました。
さて丁度その頃、救急診療科へ実習に行っている娘から、大怪我で運び込まれた方を見て貧血を起こしてしまったとメールが入りました。普段は手術や出血を見ても全く動じない娘ですが、現場の生の怪我を見たこととその痛さを想像することで迷走神経反射を起こしてしまったのだろうということでした。
痛みを想像すると背筋が寒くなる…私は格闘技やスプラッター映画は少し苦手です。
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シンシア動物病院
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