『坂上どうぶつ王国』見ました。

俳優の坂上忍さんが、動物保護のための施設「坂上どうぶつ王国」を作ったという番組を見ていました。遺棄されたり飼育崩壊した家から保護した犬や猫を一時保護し、しつけて人なれさせて新しい保護者に託すという目的の活動をする施設です。

まだ新人で、犬の扱いに慣れない飼育員が段取りが悪くて坂上氏に叱責される場面がありました。夜間犬の犬舎のカギをかけるのを忘れて、朝犬が室内にフリーになっていたこと。一番にしなければならない犬の散歩を後回しにして、雑用を始めたことにより、犬が焦れて騒ぎ始めたことが、理由でした。

一緒に見ていた娘が「雑用だってどうせしなければならないことなのに、そうなに叱責される意味が分からない。」と呟きました。「えー、だって犬があんなに騒いでいるのに、放置して散歩を後回しにするのはおかしくない？」と私が答えると。「じゃあ、犬が騒ぐたびに散歩に行かなければいけないの？」

『そうではなくて～。毎日決まった時間に食餌が与えられ、決まった時間に散歩に行けて、夜は暖かい犬舎で眠れる…とい規則正しい生活を送る。そうして不安なく暮らしていけば、やがて精神も穏やかになり人を信用して安心して生活できるようになる。今はその訓練の時だから、犬を優先することが大切なのです。』そのことが、うまく娘に説明できなくてもどかしい思いをしました。

おそらく子供を育てることも、動物の飼育も根っこは同じではないでしょうか？安心して暮らせるという事が、精神の安定と自立していく自信につながっていくのでは、と思います。

とにかく『坂上どうぶつ王国』のされていることは大変な活動です。陰ながら応援しております。