膀胱炎など冬に多い病気のお話と年末のご挨拶

暖かい日と寒い日が交互にやってきて、いつも以上に体調を崩す方が多いようです。連日の疲れからトリマーさんやVTさんが次々具合が悪くなったり、院長が胃腸炎の次には風邪症状を発してひどい咳に悩まされています(年かな?)。もちろんペットの方も連日消化器症状や呼吸器症状で来院される冬の現状です。

この時期一番多いのが膀胱炎ですね。頻尿・血尿・しぶりや排尿時の痛みなど、特に猫では症状が重いことが多いです。幸いこの1~2ヵ月は緊急性の高いオス猫の尿路閉塞は現れず、むしろ秋口の方が多かった様に思えます。対症療法で改善がみられても、温かくなるまでは油断せず治療を続け経過をよく観察しなければなりませんね。

しかし、意外に尿路閉塞は「おしっこが出ない!」と言う訴えで来られない事も多々あります。「何か元気が無い」とか「食欲がない、吐いている」とかまるで消化器症状かのような症状や何なら「便秘だ!」と訴えて来院されることもあります。猫の膀胱炎の受診が多い当院では、オス猫の場合念のためおしっこの状況をお聞きしたり腹部触診で膀胱を確認したりするのですが、『おでぶちゃん』の子の場合触診で膀胱が確認できない場合もあります。そういった時超音波やレントゲン検査で確認が必要になることもあるので、飼主さんに負担をおかけするのは若干心苦しいです。『たかがおしっこ!されどおしっこ!』ペットの健康管理は食欲や元気さの点も大事ですが、排便の状態や排尿時の様子・回数や尿の色・量などの観察が大事だと頭の隅に入れておいていただけると嬉しいです。

 

                             

 

寒~いけれど楽しい年末年始、ペットも飼主さんも健康に気をつけて楽しく過ごしていただきたいとシンシア動物病院は願っております。今年も飼い主の皆さまにはシンシア動物病院にご愛顧を頂き誠にありがとうございました。ペットの健康を守り皆さまのご信頼に応えるべくさらに努めてまいりますので、何卒来年もよろしくお願い申し上げます。2024年がペットと飼主の皆さまにとって、幸多き年でありますようお祈り申し上げます。

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シンシア動物病院
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