大好きだった「ぐりとぐら」「そらいろのたね」

先日絵本作家の中川利枝子さんの訃報が新聞に載っていました。ご姉妹で画家の山脇百合子さんと一緒に、たくさんの絵本を書かれて残して下さいました。代表作の「ぐりとぐら」は多くの子どもたちがそのホットケーキを作るところにあこがれたのではないでしょうか?我が家のベストワンは、登場する動物の絵がかわいいのと亡くなったペットにそっくりの猫が出てくる「そらいろのたね」というお話です。

おもちゃと交換して、男の子が狐から「そらいろのたね」をもらいました。男の子がそれを土に植えると、小さなお家が生えてききます。ひよこから始まり次々と動物のお友だちが訪れます。新しいお友だちが入ってくると、先にいた動物は横にずれて場所を空けてあげます。お友だちが増えるとお家もだんだん大きく育っていき、みんなで楽しく暮らします。ところが、最初にたねを持っていたきつねが皆を追い出し、お家を独り占めしてしまいます。するとお家はぱんっと弾けてなくなってしまいました。きつねまるで夢がはじけたように目をぱちくりします。

なんと平和と幸福の本質が組み込まれている物語だろう!大人はそう悟ります。わが子とその絵本を楽しむ時間に幸福をかみしめながら、動物が互いに譲り合い楽しくくらすやさし世界で子供時代を過ごしてほしいと、平和が守られることを切に願います。

作者ご両者に哀悼の意を唱えますと共に、すばらしい絵本を残して下さったことに心より感謝いたします。ご冥福をお祈り申し上げます。

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シンシア動物病院
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