駆け込みのふるさと納税

毎年12月になると「ふるさと納税」の寄付制度を駆け込みで申し込んでいます。細やかな金額だけれども特に被災した地域などに宛ててにしていましたが、今年は動物保護を目的のクラウドファンディングに的を絞ってみました。

まず目についたのは保護犬猫の保護や避妊去勢費用に充てるというものですが、色々な地方で制度を立てていましたが、意外にも結構目標金額に近づいていたり設定金額を越しているところもありました。TNRの意識が全国的にも広まりつつあるのだなあと嬉しく思いました。これもみなTNRの活動と啓蒙に尽力して下さっているボランティアさん方々のおかげだと深く感謝している次第です。一匹でも不幸な身寄りのない犬猫を減らしたい…愛犬愛猫家の願いですね。

結局、まだ目標金額までひらきのある2件に寄付することにしました。

1つは「引退した競馬馬の育成」という基金です。競馬で人間を楽しませてくれた馬が、引退した後に(一頭でも多く)安心して余生を過ごせる制度や施設を作るというもの。

もう1つは「熊を山に返すためのどんぐりの木を植える」というものです。熊が人里や町中に出てきて人に危害を加えてしまうのは、山の開発などで木々が伐採され熊の餌が無くなるからだということです。木の実が生るのは針葉樹ではなく広葉樹で、根が絡むように横に広がる広葉樹を植え増やしていけば、山の土を維持し土砂崩れなどの防止にもつながるようです。

これらの膨大な計画は一朝一夕にはできるものではありませんが、少しずつ意識が広がりみんなの力(お金も)が結集すれば夢ではないのでは？…と、私にすてきな夢を見させてくれる基金でした。