便秘は苦しいもの

本来なら今日で緊急事態宣言は解除されるはずだったのが、4週間後の3/7まで延期になりました。多分そうなるだろうなとは思っていましたが、やはりですねちょっぴりうんざりです。しかし!気を引き締めてもう少し頑張りましょう。今日などはとても暖かかったですが、4週間後には大分春めいてくることでしょうし、その日を夢見ています(解除になっても心の自粛は必要ですが)。

さて、特に高齢猫の持病として多いものに意外にも『便秘』があります。たかが便秘といっても馬鹿にはできません、あの苦しさや不快感は猫の生活の質を落としてしまいます。猫はあまり水分を取らず食餌も線維質が少ないこともあるでしょうし、高齢で運動量も下がればなおさらです。特にコビータイプの猫に多い気もします。

常時便秘薬を飲んでいる慢性症のある子、たくさん便を溜めてしまって来院しました。骨盤が狭いその子はちょっとでも便を溜めるとすぐに閉塞状に詰まってしまいます。摘便をするときの鳴き声を聞くと可哀そうで胸が詰まります。最悪の場合手術も必要ですが、費用の面や何よりも飼主さんの便秘ごときでという気持ちもあり現実には困難です。今回は少し民間療法に頼り便秘薬を怠り、便が少しずつ出ていたことで放置してしまった事が原因のようです。見た目に排便があっても、毎回出きっていなければ便秘と言えるでしょう。飼主さんに理解して頂くことの難しさを実感いたしました。

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シンシア動物病院
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