ちょっと辛い季節

季節がらと言ってしまえばそれまでですが、何でしょうこの一週間ほぼ同じ症状の患者さんが数件ずつ来院されます。

まずオス猫の排尿障害が転院の方も含めて4件、幸いどの子も尿閉塞は無く対症療法で様子を見ているところです。

別の症状はもっと深刻で、様々な原因で難呼吸の子が3件で、うち一人は入院中ですが呼吸困難で精密検査ができず予断を許さない状況です。頑張ってMちゃん！

その他下痢・嘔吐の子も多いです。気温？湿度？気圧？毎年この時期は悩ましいです。

そして18才を迎えた我が家の老猫も最近体調が悪く、食欲が落ち体重の減少が止まりません。夕べ私が寝ている首元に、猫がふわりと巻き付いた夢を見ました。老猫がお別れに来たのかと起きてからヒヤッとしましたが、幸い普段と変わらず病院のケージで寝ていました。けれど、お別れの日もそう遠くないでしょう。そう考えている今もちょっと涙がにじんできました。

そして最後に。丸2年の間、毎週2回欠かさずに皮下点滴に通院された、Pちゃんが先日永眠しました。もうすぐ21歳でした。注射のたびに(口だけで)怒りながらも、頑張って治療に絶えたＰちゃんは本当に可愛いかった。Ｐちゃんの治療をしながら、明るい飼主さんとお話するのも楽しみでした。お二人ともよく頑張られました、そしてＰちゃんに関わらせていただきありがとうございました。Ｐちゃんが逝ったことは本当に悲しく寂しいです。心よりご冥福をお祈り申し上げます。