高齢のペットの扱い

近所に引っ越して来られる方が、引っ越しと片付けの間高齢のペットを預かってほしいとのご要望がありました。高齢猫にとって環境が変わり周囲がざわつくことはとてもストれるになるので、お引き受けすることになりました。

お預かり当初、やや緊張している様子はあるものの、大人しく抱かせるし予防注射も打たせてくれました。他のペットがいない場所が良いかと、組み立てケージに入れてあまり使わない個室で管理することになりました。…が、翌日朝から大豹変！おそらく高齢による認知力の低下から最初はボーとしていたのが、気が付いてみたら「ここはどこ？私は誰？」状態。餌やトイレを換えるため、ケージに入れるスタッフの手にも大攻撃でした。幸い食餌は受け付けてくれたので、何んとか刺激しないようにそっとしておきました。

いざ、チェックアウトの際、飼主さんの声を聞けば何とかなるかと思いきや、病院に連れて来られた不信感はまだぬぐい切れず、攻撃の嵐。結局、その組立ケージのままご自宅まで送り届て、落ち着くのを待つことにしました。後でケージを返却に来て下さった時にお聞きすると、新居について間もなく落ち着き、飼主さんに擦り寄って来たとの事で、こちらもホッとしました。ちょっとした騒動の出来事でした。