悪夢見ちゃった。

「今朝嫌な夢を見ちゃったんだよね。」院長がつぶやきました。「往診に行って、何故か患者さんのプードルを自動車の後部座席にフリーで乗せていたんだ。病院の駐車場についてドアを開けてその子を抱き上げたら、何故か突然患者さんのアメショーと亡くなったはずの我が家の飼い猫2匹が飛び出して逃げてしまったんだ。近隣の家の庭を、ひたすら謝りながら探しまわったんだよ。」「それ、絶対やだなぁ。」と私。

夢というのは、現実にあった出来事にからんで、論理的と非論理的が織り交ぜて現れるようですね。実は前日、往診先で逃げ回るアメショーを、何んとかタオルでくるんで捕まえ治療しました。また、我が家の飼い猫1匹は生前何度か脱走騒ぎを起こし、近所に謝り倒して捕獲したこともありました。けれど、患者さんのペットをフリーで座席に乗せるなど、絶対絶対絶対にありません。(ところで、そのプードルは誰？)

私たち獣医療関係者が、絶対・絶対・絶対起こしたくない事は、患者さんのペットを逃がす事・(主訴の怪我以外の)怪我を負わせること、そして自分を含めたスタッフが怪我をしない事…。これ、本当に大切な事なんです。悪夢が現実になったりしないよう、毎日気を引き締めて仕事しないといけませんね。