膀胱炎の猫が続きます

膀胱炎は寒い時期に多いんですよ…」と常々飼主さんに説明してきたのですが、最近はそうとばかりも言えなくなってきました。特に猫が、今日は3件も頻尿などで来院されました。

 

そのうち1件は、以前膀胱結石を摘出したRちゃん。膀胱に残った欠片が大きくなって尿道に不完全閉塞を起こしました。結石をとってもとってもまたできる可能性もあり、やはり尿道瘻管形成手術を施行することになりました。

     

さっそくオペに入り、尿道を切開していくとほんの先端から数cmのところに巨大な結石が現れました。よくここまで下りてきたものだと感心した所です。その後は順調にオペを続けて無事終了しました。普段は本当に大人しいRちゃんですが、覚醒時の不安状態なのか鳴きどおしです。今飼主さんに面会に来て頂き、思いっきり甘えています。これで傷も順調に治ってくれたら、ずっと彼を悩ませていた泌尿器の問題が解決して気持ちいい排尿ができるでしょう。

 

以前尿道瘻管設置術をうけたNちゃんは、その後お家ではかつてないほどの勢いで音を立てて排尿していると、飼主さんからの報告を受けました。排尿障害は本当に苦しいもの、気持ちよくおしっこできることは猫のQOLの向上に大いに役立つものでしょう。

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シンシア動物病院
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