猫の泌尿器疾患のセカンドオピニオン

10月になりました、ペットと飼主の皆さまはいかがお過ごしでしょうか。未だ真夏日になってしまう日もありながら、朝夕はいくらか過ごしやすくなり秋を感じ始めた9月でしたね。10月はほっと一息つけ季節であれば良いですね。

さて、昨日セカンドオピニオンでお出でいただいた初診の患者さんは、当院で猫の会陰部尿道瘻形成術を受けらた飼主さんからのご紹介でした。Sさんご紹介ありがとうございました、またKさん東京から横浜までの遠路をお出でいただき誠にありがとうございました。

Kさんの愛猫Jちゃんは大型オス猫くんで、泌尿器疾患でお悩みのようでした。昨年から数度排尿障害を起こし、治療を含めて今後の過ごし方についてのご相談でした。既に掛かり付け医で診断された通り、当院でのレントゲン・超音波などでも膀胱内での多数の小結石を確認しました。幸い今までに完全閉塞は無かったようですが、いつ小結石により尿道閉塞を起こすか分かりません。かと言って、膀胱内の無数の結石を完全摘出するのは困難ではないか?また、全て取り出せてもまた新たにできる可能性もあるのでは?と考えました。やはり、先に尿道瘻形成術を施行し、可能な限り結石は自然排泄する方がbetterではないかと申し上げました。

後は猫くんの状況にもよりますが、少しでも飼主さまのご判断のお役に立てれば幸いです。どうぞ、お大事になさってください。

                                       

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シンシア動物病院
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