年末年始の社会状況に思うこと 病院の近況に思うこと

年明けより未曽有の天災に見舞われてしまい、その後も空港での大事故が起こり、本当に今年はどんな年になってしまうのだろうと不安に駆られるばかりです。そんな状況の中でも、被災し過酷な状況の中でも秩序を守り互いに助け合って支え合う人々の姿や緊急の状況でも機敏に働き己の責務を果たすスタッフとまたパニックになる事もなく冷静に指示に従う乗客の姿に、感動さえ覚えたものでした。明日には我が身降りかかるかもしれない事故災害時に、恥じねばならない行動をしないよう自分を戒める思いです。亡くなられた方のご冥福と被災された方が一刻も早い安全で平穏な日常を取り戻されることを切にお祈り申し上げます。

昨年後半から今年に入ってからも、たくさんのペットとお別れをしてしまいました。年齢や持病でやむを得ない症状もありますが、全くの突然死と言う場合もありました。飼主さんにとってたとえ十二分なお世話をしたとしてもその悲しみは和らぐものではないでしょうが、手を出す術もなくの突然死はやはりひと際悲しみが深いようです。傍で見ているこちらも本当に胸が痛みます。

一方で、超高齢でいくつもの持病を抱えながら無事年越しのできたペットの姿は私たち動物病院のスタッフの心の支えです。会うたびに、ありがとうと心の中でつぶやきます。

また、新しく子犬・子猫をかわれた飼主さんがポツポツとお出でになりました。当院にお罹りの飼主さんに紹介いただいた方や、愛犬を失くされてしまい時を経てまた新たに子犬を迎えた方など、口伝で当院にお出でいただいた事は本当に有難くもあり嬉しく思っています。ありがとうございます、これから精一杯健康維持のお手伝いをさせて頂きますのでどうぞよろしくお願い申し上げます。

年末体調を崩しながらも忙しく頑張ったトリマーさん達、しっかり体を休め元気に仕事初めをしていて相変わらず忙しそうです。…と思っていたら、どうやらまた新しくのど風邪を引いた人もいたようです。病院のスタッフもかわりばんこに風邪をひいていましたが、とうとう私も年明けから風邪をひいて、院長共々年寄りはなかなか治りが悪いようです。まだまだ続く極寒の日々、どうぞ飼い主の皆さまもくれぐれもお体をご自愛ください。