秋深し 最近行った手術など

秋も深まってまいりました…というか、未だに暑いんだか寒いんだか分からない気候が続いています。そんなせいかひどく体調を崩すスタッフもいたり、私もとうとうのど風邪をひいてしまいました。発熱はないのであれやこれや市販薬で治そうと努力しているのですが、そろそろ一週間になるので諦めて病院に行った方が良いのかもしれません(ちょっと負けた気がしてしまいます)。とにかく高齢院長に風邪をうつさないように気をつけなければなりません。皆さまもどうぞお体にお気を付けください。

10月もあっという間に終わってしまいました。先月は春生まれの猫さん達の避妊・去勢手術がやや多かった様に思われます。その他変わったところで、猫の会陰部尿道瘻形成術と睾丸腫瘍の摘出手術がありました。睾丸腫瘍は両側停留睾丸が腫瘍化したもので、実は前々から確認していたのですが、高齢なのを理由に飼主さんが手術をためらわれていたのです。しかし、いよいよ大きくなってしまい手術に踏み切ったものでした。4～5Kgの体重に10cm以上の腫瘍を2つも抱えていましたが、何んとか無事手術を終えました。すっきりした体で、余生を楽しんで過ごしてほしいものです。

不思議と重なる時は重なり、愛犬の声帯切除のお問い合わせが2〜3件ありました。なかなか請け負ってくれる病院が少ない様で、遠方の方から相談もありました。命に関わるものではないし健康なペットにメスを入れることに抵抗がある方も多いかも知れません。しかし、やむを得ない事情でせざるを得ない場合もあるのです。実際、相談を受けた中にはペットの「分離不安」などにとても悩んでいたり、無駄吠えのため賃貸からの退去を迫られている方もおられました。結局2件請け負うことになりました。色々なご意見はあるでしょうが、ペットと飼主さんが楽しく穏やかに過ごせることを最終目的としています。