感動した事 「北海道 オジロワシ舞う大地 密着! 絶滅危惧種レスキュー」を見て。

国連事務総長の言及でglobal warming(地球温暖化)からglobal boiling(地球沸騰化)の時代に入った…などと聞くと、余計に暑さが身に染みるように感じてしまいます。今朝も看護士さんが出勤途中で、やはり熱中症かで具合の悪くなった高齢の方を、周囲の人が介抱しているのを見かけたそうです。本当に他人ごとではなく、いつ身近な人や自分自身に起こるか分かりません。「私は大丈夫」などと過信せず油断せず、気をつけたいものです。皆さまもどうぞご自愛ください。

先日NHKの「ワイルドライフ　北海道 オジロワシ舞う大地 密着!　絶滅危惧種レスキュー」の録画を見ました。猛禽類顎研究所獣医師の斎藤慶輔さんの野鳥保全活動のドキュメンタリーでした。絶滅危惧種の丹頂鶴やオジロワシ・シマフクロウなどが出てきます。事故で嘴を失ったワシに歯科技工士と協力して人口の嘴を装着して自力で採食できるよう訓練したり、自己で片目視力を失ったシマフククロウを保護したり、鳥インフルエンザに罹った野鳥を投薬で世界で初めて回復させたり…。完治したオジロワシを自然に返すときの場面は…久しぶりに純粋に涙がこぼれてしまいました。野生動物をありべき姿であるべき場所にもどす…本来の私たち獣医の役目なのではないかと、何と言われようとも感動してしまいました。機会があれば、ぜひ見て頂きたいです。待合室のビデオに流そうかと思っています。